音楽

『SONATEN』 水谷上総(ファゴット)・小倉貴久子(チェンバロ)

私が「横顔の貴公子」と呼んで密かにお慕い申し上げている水谷上総さんのアルバムがこのたび発売となりました。 知らない人は何のことだかでしょうが、水谷上総さんとはN響主席ファゴット奏者で、私がここのところ毎週欠かさずN響アワーを見ている原因の一…

Case Corini Barbera D'asti La Barla 2003

カーゼ・コリーニさんのところのバルベラ・ダスティ2003年。イタリア、ピエモンテでは屈指の自然派ワインだそうで。値段は5000円ちょっと。 抜栓直後は、自然派ワイン独特の(と私が感じている)あの素っ気ない感じの香りがしたんですが、グラスに移…

何だか偉そうなタイトルですが。

最近すっかりシャンボール・ミュジニーの魅力にとりつかれてしまい、気がつくとミュジニーばかり飲んでいる。いかん、金が持たない。 というわけでアミオ−セルヴェル2001 レ・シャルム。 今度はプルミエ・クリュの畑なものでお値段やや高め。確か800…

ブロムシュテット日記

相方に頼んでいた、ベートーベン交響曲第6番とドボルザーク交響曲第8番が佐川さんの力を借りて届く。 ついでに頼んでいなかったペール・ギュントも届く。 早速聞き比べようと思ったが、うちにはカラヤンのベト6はないとのこと。相方曰く、 「代わりにうち…

ブロムシュテットが好きだ。

相方がここんとこずっとクラシックに傾倒してるのに影響されて、N響アワーなどを見続けているのですが、先日登場したヘルベルト・ブロムシュテットに激萌え。オノ・ナツメの『リストランテ・パラディーゾ』なんか読んでも、「うーん、自分は萌えはないかな…

畠山美由紀@motion blue yokohama

またもライブ、そしてモーションブルー。9月15日(金)の2ND STAGEに行ってきました。 美由紀さんを生で聴くのは一昨年の品川チャペル以来(もはやこれもプレミアチケットか・・・)なので、非常に楽しみでした。 しかもライブハウスみたいな近い距離とい…

eri kamiya meets naoto kine@motion blue yokohama

例のごとくまたモーションブルーヨコハマで、例のごとく神谷えりさんな訳ですが。 今回はちょっと変わってまして、TM NETWORK(TMNよりもやっぱりこちらの方がしっくりくる)の木根尚登とのトーク&ライブショウです。 木根さんの持ち歌をえりさんが歌ったり…

yanokami『yanokami』[rakuten:plazahamada:10007531:image:small]

矢野顕子とレイ・ハラカミ。どちらも唯一無二の音を生み出すアーティスト。やばいなあ。素敵な音と素敵な音が混じり合ったら、いったいどれだけ素敵な音が生まれてしまうんだろう。そんな期待と、もしかしたら自分の期待はちょっと過剰すぎるんじゃないかと…

バッハ『平均律クラヴィーア曲集』(リヒテル)

最近、相方がクラシックに凝ってます。もともと凝り性の質ではありますが、ついこの前までアークティック・モンキーズやら木村カエラやらロバート・ランドルフやらスガシカオのCDが散乱していたコンポの前を、ラフマニノフやバルトークやベートーベンが占…

ジェームズ・ブラウン死去

ネットニュースで記事を見たときはちょっと信じられなかった。何というか、数多いるミュージシャンの中で最も死から遠いところにいる感じがしていたから。J.Bに特別強い想い入れはないけれど、ブルーズ・ブラザーズでのソウルフルな説教は何度見ても圧倒され…

Cloudberry Jam『rigt here,right now』

相変わらずスウェディッシュバンドらしいポップでお洒落な雰囲気に溢れた一枚です。ジャケットのデザインもまたお洒落(でかいけど)。何というか、クラウドベリー・ジャムの曲って、すごく耳に残るとか、感動するってのはないんですが、趣味のいい小物みた…

徳永英明『VOCALIST1・2』

何かすっげえ売れてるみたいですね。1のほうがロングセラーだったせいか、2は発売当初から大プッシュされているよう。徳永英明もともと好きなんでこの現象は嬉しい。 全曲女性ボーカルのカバーなんですが、女性の曲を男性が歌うと、また違った色気のような…

夏の曲

アーティスト自体にそれほど思い入れがないのに、この一曲だけはなぜか好きでたまらない、というのがたまにあります。 夏とのカラミで言えば真心ブラザーズの『サマーヌード』。YO-KINGの声がいまいち苦手で、真心はほとんど聞かないんですが、この曲だけは…

トム・ヨーク『THE ERASER』

トム・ヨークのソロアルバム。どこかのインタビューでは『KID A』みたいなアルバムになると言っていたらしいですが、印象としては『AMNESIAC』に近い感じ。どこか心の中の深くて暗い場所に導かれるみたいな、そんな音楽。まあ正直RADIOHEADでしていることと…

スガシカオ「19才」

今さらですが買いました聞きました。久々のシカオちゃんねっとり系ストーカーソング。独特の譜割りが曲をさらに耳に残るものにしています。 噂のエロ&シカオ40裸体のPVが見たくて、ずっとMTVを流しっぱなしにしてたんですが結局めぐり合えませんでした…

冷凍みかん

先日MTVをつけっぱなしにしていたら、『冷凍みか〜ん/冷凍みか〜ん/冷凍みか〜ん/虫歯の歯にはしみる〜』という不思議な歌詞が耳に飛びこんできました。 調べてみるとどうやらGTPという女の子の3ピースバンドらしい。 サイダースを思い出しました。彼…

NATE JAMES(ネイト・ジェームズ)『Set The Tone』

こういうの好きなんですよね。キャッチーでポップで、でもってちょっと懐メロっぽいメロディー。 ジャンル的には(あえて言えば)ソウルとかR&Bなんでしょうが、なんつーかポップ。全体にこう、古きよき時代のポップさが漂っています。ソウル系が苦手な人…

冨田ラボ『shiplaunching』

前作『shipbuilding』に続く第二弾。今回のコラボレートの目玉は何と言ってもfeat.高橋幸弘&大貫妙子『プラシーボ・セシボン』でしょうか。往年の不思議ヴォイス二人のデュオが聴けるなんて……。曲調が何というかスティーリー・ダンっぽくてビタ好み。『ずっ…

電気用品安全法って何だ

今さっきニュースを見て初めて知ったのですが、なにやら今年の4月から、中古のレコードプレーヤーやジュークボックスや冷蔵庫や電気楽器、アンプなんかが原則として店頭販売できなくなるようですね。 経済産業省は「法律の施行について周知徹底してきた」と…

キャプテンストライダム『108DREAMS』

松本隆の立ち上げた、風待レーベルからデビューした3人組のニューアルバム。昨年から今年にかけての一押しバンド。ちなみに現時点での2006年邦楽ベストアルバム候補の一枚。 「キミトベ」はちょっとトライセラトップスを髣髴とさせるキュートでキャッチ…

EKremixライブ@モーションブルー横浜

2月4日(土)のワンデイライブに行ってきました。大好きな神谷えりさんが大好きなモーションで歌うとなったら行かない訳にはいかない。 主にニューアルバム「Karmic observation」からの選曲でしたが、マライア・キャリーのナンバーなども歌ったりしたのには…

東京事変『大人』

東京事変2ndアルバム。ギターとキーボードが変更。アルバムタイトルどおり今回はぐっとしっとり系の音。「教育」の音の跳ね具合はやはりヒイズミの影響か。 しかし今回も林檎姫はきっちりと世界を作ってきます。これだけしっかりしたイメージを提示される…

2005年邦楽アルバムベスト10

■くるり “NIKKI” 2005年のベストアルバムを1枚だけ選べといわれたら、迷わずこれを選びます。本当に面白いバンドですね、くるりって。アルバム毎に色々な表情を見せるけど、どれをとってもしっかり“くるり”の音になっているのがすごい。多分岸田繁の声…

2005年洋楽アルバムベスト10

■RAUL MIDON(ラウル・ミドン) “STATE OF MIND”1曲目のタイトルトラックを聴いてKEZIAH JONESを思い浮かべる人が多かったんだろうな。斯くいう私もキザイアを思い出していました。結局キザイアの影をずっと引きずっているのですね、私(もしかしたら皆さん…

くるり『NIKKI』

相方にブラインドで聴かされて、ワンフレーズでくるりだと分かる。そのくらい彼ららしいアルバム。だって今時こんな正統派ロックを演ってる連中なんてくるり以外にいない。 70年代を髣髴とさせるようなノスタルジックなメロディー。でも古臭くないのは音そ…

Switchblade(スイッチブレード)@モーションブルー横浜

11月2日の1DAYライブに行ってきました。Switchbladeと聞いてもぴんと来ない方も、小沼ようすけ、太田剣、金子雄太、大槻英宣、神谷えりと言えばきっと分かるはず。一流の若手ジャズミュージシャンによるライブ。いやもう格好良かったなあ! 大槻さん…

エリック・ベネイライブ@ブルーノート青山

土曜日は久々のライブでした。ブルーノートも久しぶり。 結論から言いますと、エリック・ベネイ(ERIC・BENET)はアルバムよりもライブの方が1000倍イイ!です。 アルバムを聴いた時には「ボイスコントロールも上手いし、ルックスも良い人」程度の印象で…

馬の骨『馬の骨』

キリンジ堀込泰行(弟)の一人ユニット。一人なので、やりたい放題やってます。キリンジの時もそうなんだけど、売る気ないだろお前といいたくなる力の抜け具合がグッド。 「燃え殻」のダルダルとした甘いボーカルは名曲「エイリアンズ」のように癖になります…

ジム・ジャームッシュ『Coffee and Cigarettes』

ジム・ウォルシュ……じゃなくてジム・ジャームッシュの呆れるくらい何も起こらないオムニバス映画。コーヒーと煙草のある他愛のない日常がアソートクッキーのようにつまっている。お菓子をちょっとずつ食べるみたいに、ちびちび観ています。粒子の粗いモノク…

ミュージカルバトン・その後

http://d.hatena.ne.jp/hijiri-ayaの、ひじりさんからまわってきたバトンがやっと完成。しかし既に下火のよう。でもいいんです、好きな音楽について思い切り書けたので満足です。・Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽…