徳永英明『VOCALIST1・2』

何かすっげえ売れてるみたいですね。1のほうがロングセラーだったせいか、2は発売当初から大プッシュされているよう。徳永英明もともと好きなんでこの現象は嬉しい。
全曲女性ボーカルのカバーなんですが、女性の曲を男性が歌うと、また違った色気のようなものが感じられて面白い。
イチオシは『1』のほうの『シルエット・ロマンス』。原曲のアレンジの古臭さがなくなって、この曲の素晴らしさが前面に出てきています。ハスキーな徳永英明の声で歌い上げられると、うーん、原曲よりもずっと艶っぽくてぞくぞくするなあ。この人の声って、消えるときの掠れる感じがすごくそそるんですよね。
『2』のほうは中森明菜の往年の名曲『セカンド・ラブ』が絶品。にしても来生コンビの曲というのは本当に美しいですね。曲も歌詞もちょっと哀愁があって。