2005-01-01から1年間の記事一覧

浅暮三文『実験小説 ぬ』光文社文庫

大嫌いな豊粼由美が解説を書いていたため(下品なんだよ、この人)よっぽどやめようかとも思ったけれど、『異形コレクション』が割と面白かったので購入した浅暮三文の短編集。実験小説集である前半部分と、異色掌編集である後半部分とに分かれている。 うー…

ミュージカルバトン

ひじりあやさんからミュージカルバトンが回ってきました。もうかなり下火だそうですが、ちょっとやってみたかったんですよね。ほらうち音楽系サイトだし(自嘲気味に)。でも友達も少ないし、回ってくる確率はまずないなと思っていたので結構びっくりしまし…

エロティクスf

沙村広明のあとの志村貴子はほっとする。でももう少し展開を早くしてくれないかな……。 志村貴子といえば「げんしけん」6巻付録の同人誌マンガが面白かった。咲ちゃんはあまり似てなかったけど、荻ちんが激似。 何となくエロティクスfも惰性で買っている気…

半野喜弘『アンジェラス』

この人、今までずっとノーマークだったんですが、そのこと自体が自分としては不思議。 とりあえず今年の邦楽アルバムベスト10が一つ決まったなという感じです。 参加ミュージシャンが坂本美雨、永積タカシ、中納良恵、原田郁子とまあ何とも豪華でビタ好み…

コカコーラのCM

を目にするたびに、HPが奪われるような脱力感を覚えるのは今のところどうやら日本で自分だけらしいということが判明し、ちょっと鬱です。いや別にアウトローを気取っているとか、天の邪鬼なつもりで言っているわけでは全くないんですが。単にあの何のひねり…

最近のお気に入り(?)

いや、お気に入りというわけでは必ずしもないんですが。■Rob Thomas 『something to be』 いやー、ポップだなぁ。悪くないんですが、何というかこれを「好き!」と公言するのが恥ずかしいのはなぜでしょうか。あまりにコテコテのメロディーとアレンジの所為…

時代は今マンガらしいです

いわゆるカルチャー誌3誌が、かなり近接した時期に相次いでコミックス特集を組んだので、それぞれについてちょっとコメントなど。■『SIGHT』23号「究極のマンガ200冊!」「何とか200」という特集は、もともとは後述のSTUDIOVOICEの十八番です…

夢幻紳士【幻想編】

こちらは近頃の流行とは全然関係ないんですが。遅まきながら購入。 「怪奇編」時代は若干下ぶくれ気味だった夢幻魔実也氏がシャープなお顔になって再登場。いや、「死者の宴」の頃から随分と変わってきていたんですが。 それにしても我が心のアンチ・ヒーロ…

THE WORLD OF GOLDEN EGGS vol.1&2

DVD

http://www.m-on.jp/ftp_view/twoge/(公式サイト) “jackass”も“sakusaku”も、ひとしきりマイブームは過ぎ去って、さて次は何かないかと思っていたところに見つけたのがこちら。 キッズステーションとMUSIC ON TVでしか放映していないという点ですでにもう…

『saw』と『アメリカン・サイコ』を見る

DVD

サイコ映画豪華二本立てで始まった爽やかなGW。 以下感想&ネタバレです。一言で言うと、“saw”はかなりつまらなく、“アメリカン・サイコ”は最高に笑えるいい映画でした。 sawは、何というか薄っぺら。「CUBE」と「セブン」を足して2で割ったようだと言わ…

Garbage『Bleed like me』

前作『BeautifulGarbage』から実に3年ぶりのニューアルバム。アルバム制作の過程はオビ(っていうのか、あのCDケースについてる紙)の紹介文によるとこんな感じ。 シャーリーは声を失い(声帯の嚢胞除去手術は成功)、ブッチは重篤なA型肝炎によるツアー…

そういう問題じゃない、多分

新聞記者が音楽について書くと、ロクなことを言わない、の例。4月7日の朝日新聞、文化総合欄に掲載されていたコラム記事より。テーマは「ORANGE RANGE」の盗用疑惑に関する世間(特にネット上)の反応についてなのですが、長いので内容を要約すると、「彼等…

スガシカオの柔らかなカオス

かなり今更なネタなので、すでに知っている方も多いかと思いますが、季刊「STEREO SOUND」という雑誌に連載されている村上春樹氏の音楽エッセイで、最新号にスガシカオ(以下シカオちゃん)が取り上げられていました。 村上さんは以前から、エッセイで(確か…

カーキ・キング(kaki king)ライブ@モーションブルーヨコハマ

先日「キザイヤ・ジョーンズみたい」と紹介したカーキ・キングですが、いやあ、ギターをパーカッションとして使うという点以外は全然カラーが違いました。卓抜したテクニックという点は一緒なのですが、もっと内省的というか繊細というか、ノリで聴くという…

映画『エターナル・サンシャイン』

ジム・キャリーは好きだけど恋愛映画に興味がないためノーチェックだったのですが、大好きなミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)が監督と聞いて俄然興味がわきました。 初めて彼の作品を意識したのはケミカル・ブラザーズ(Chemical Brothers)の「StarGu…

「本を読まない人たちのベストセラー」って

「味オンチの人たちが美味しいと大絶賛!」 みたいなもんだろうか。

DVD発売延期

権利関係のトラブルが原因らしいですが、残念。ていうか発売日まで決まっていながらこんな事態になったtvkのツメの甘さよ。

サクラ禁止

最近のJ-POPを聴いていてうんざりすることの一つ。やたらと歌詞に「桜」を使いたがること。まあ季節ものを歌詞に取り入れる事自体珍しくはないんですが、ここ数年の“サクラ”ブームにはかなり食傷。思うに森山直太朗の「さくら」が先鞭ではないかと。いや、彼…

レベルE(冨樫義博)の原型ってのは

「要するにパタリロなんだよ!」と今日、相方に言われました。 成程ね。パタリロかあ。目からウロコです。

カーキ・キング(kaki king)“レッグズ・トゥ・メイク・アス・ロンガー”

先日かなり久しぶりにMOTION BLUE YOKOHAMAにライブを聴きに行ったところ、待ち時間に流れていたCMで、偶然知ったアーティストエッジの効いた鋭いギターの音や、ギターのボディをパーカッションにするところとか、「おお、Keziah Jonesみたいにかっこいいぞ…

猫の日

FATBOY SLIMの“THE JOKER”のPVを観て可愛さのあまり悶絶するのが正しい一日の過ごし方。

キリンジ『エイリアンズ』

キリンジの中でも傑作といえるこの曲は、堀込弟の、甘いけど、でもどこか投げやりで自嘲気味なヴォーカルと、冨田恵一の地味だけどすごく作り込んだ、メロウなアレンジが、これ以上ないほど完璧に決まっています。またサビの部分では兄弟がユニゾンで歌うの…

おやすみなさい。

2005年1月16日午後10時40分、ゆずの身体がとうとう動かなくなりました。 (須藤真澄・ おさんぽ王国より)仕事中だったのですが、ちょっと目の奥がじわりと。 ゆんたん、おやすみなさい。須藤さんが「ゆず」を書いていたとき、自分はまだ自宅暮らしの学生で…

2004年洋楽ベスト10

遅れましておめでとうございます。相方です。 今年も、前年1年間にリリースされた新作アルバムの中から独断と偏見でお気に入りを10枚選んで挙げてみたいと思います。 ちなみに挙げた順番は特にランクを表すものではないです。FRANZ FERDINAND “FRANZ FERDINA…

 ジャッカスとスキーペアジャンプ

DVD

「ジャッカス」とは"jackass"なんですけども、中身はラリってるとしか思えない馬鹿共が石段をスノボで滑ったり(当然派手に転ぶ)、人間的(まと)になってテニスボールやカラーボールや果ては跳び蹴り食らったり、クラゲをかぶって顔中刺されまくるという、…

なんだったんだ?7DAYS

古いねー、今回はBARBEE BOYSです。

リライトしてます

SSFCアンソロジー用に、 『SWITCH』のリライトを始めました。間に合うかどうか分かりませんが。間に合わない気が多分にしますが。 20枚強くらいに収まればいいかなあと。

Yのテンション

タイトルは曲名です。意味はありません。ちなみに安全地帯(懐かしいなあ)です。

 今年もやります、多分、相方が。

去年の邦楽&洋楽アルバムベスト10。でもねえ、2004年は全体的に不作だったんですよね。特に洋楽。03年のレディオヘッド「ヘイル・トゥ・ザ・シーフ」のようなずば抜けたアルバムはなかったし、そもそも(特にアメリカの)ミュージックシーンがつま…