デトロイト・メタル・シティ

ヨコハマ買い出し紀行」の次に挙げる漫画がこれってのもどうかなと思うんですが。
近所の本屋は全部回ったんだけど単行本が売ってなくて悔しい。早く買わないとクラウザーさんにレイプしてSATSUGAI(あるいはSATSUGAIしてレイプ)されてしまうわ。

長足の進歩でつまらなくなるヤングアニマルエアマスター終了後拍車がかかった)の中で、「この作品があるからとりあえず読み続けている」マンガの一つ。(あとは「ベルセルク」と「ああ探偵事務所」のおかげ。「ゆびさきミルクティー」と「のの美捜査中!」は好きだけど単行本待ちでもいいかなという感じ。ホリランは飽きたし、「みたむらくん」はもうおなかいっぱいです)
最初は「ああまたくだらないギャグマンガが始まったな」というくらいでほとんど読んでもいなかったんですが、読み始めたらハマるハマる。
クラウザーさんのキレたキャラも良いけど、クラウザーさんの中に根岸が見え隠れするギャグが微笑ましくて好きです。ジャック・イル・ダークに勝手に穏やかな人間像を想像して見事に裏切られたときの「オレのシイタケをぶち込んでやるぜ!」とか(ちゃんと額の「殺」が「KILL」になってるのが細かくていい)、相川さんの誕生日とCDイベントが重なったときの錯乱状態とか、花江ちゃんの映画に「アレは俺でも泣くかもねー」とか、思い出しただけで笑える。
今のところニューフェイスの一押しマンガです。

お気に入りのキャラクターはDMCの事務所の女社長。テンション高くて最高。“オズボーンズ”に出したいくらい。あの社長のライバルとか出てこないかな。


にしても、ここ数ヶ月の間に始まった連載を見ていると正直どこに行きたいのか全く分かりませんYA。とりあえず自滅の道に進みたいことは分かりますがどの方向でだめになるつもりなのか。せめて「ソフトエロ路線を狙ったけど外した」とか「ラブコメ路線を狙ったけど、従来の読者がついてこなかった」とかなんとか後々に分析できるような潰れ方をしてほしい。
クロサギの二番煎じを狙ったものの、作者に法律知識がないためただの便利屋まがいの話になっているアレもひどいけど(だってさあ、仮にも法の隙間で食ってこうとする人間が成年擬制も知らないってどうよ)、明らかに時代を間違えてるとしか思えない科学部マンガにも呆然、でもって今度のあかほりさとる原作のあれも意味不明。何かもう迷走しまくってるのがはっきりと見えるのが悲しい。期待できるのは甘詰留太くらいですか。流石に巧いよね、この人。何というか、アニマル読者のツボをよく分かってるというか。
あ、あとユリア100式は結構好き。最初は「いつまでワンパターンやってんだよ!」と思ってたけれど、ここまで来ると同じネタだけでどこまで話を引っ張れるのか限界に挑戦して欲しい。
 勝ち組(笑)になりたいからとキャバクラで勤めた挙げ句客にレイプされ、泣き寝入りしたら強姦犯に「君のように癒してくれる女性はオレの周りにいなかった」みたいな台詞を吐かれて意外に満更でもないバカ女マンガについては評価する気も起きない。屑。でも人気あるんだろーなこのマンガ。はぁ。
テコ入れのつもりで引っ張ってきた八神健も今のところ大して面白くない、というかありきたりの教師ものに萌え要素を入れてみましたーって感じでつまらない…てか先生が子供みたいに小さいなんて、4コマではほとんどお約束に近い設定を持ってこられてもなあ。まあ八神健って読んだことないし、もしかしたらこれから面白くなるのかもしれないなーなどと思いつつ生温かく見守ることにします。期待はしませんが。
でも八神健の書こうとしてる萌えって、アニマル読者の求めてるそれとはずれてる気がするんですが。
まあどうせ新連載がコケて売上が落ちたらまた嵐から「職業・殺し屋」を出張させて持ち直しを計るんでしょうけど、たまには西川魯介ってコマも使ってみませんかアニマル編集部。てか戻ってきて欲しい魯介。


閑話休題
DMCはなかったけどエロティクスFがあったのでまあよしとします。あーちゃんは可愛いなあ。マンガ・エロティクスF 39