嫌い嫌いも・・・

嫌いなモノがあると、それを意識しすぎるあまり、かえってその対象に近づいてしまう不器用な人っていますよね。うちの相方がまさにそれ。
 彼はやおい腐女子が全くもって苦手で、できれば一生関わり合いにならずに生きていきたいと思っている人なのですが(まあ私と結婚した時点で初手から間違ってるんですが)、こっちにしてみたら、「もしかしてこれ話題振られてんの?」と思う言動がしばしば。
 先日実家に帰る際、地元の友人に挨拶代わりに“何かハマってる漫画ない?”とメールしたところ、“おお振り。阿部と三橋”と返ってきたので、同じくおお振り好きの相方に「Kちゃん阿部と三橋が好きだって。私は榛名と阿部が好きだって返したんだ」と言ったところ、しょーっぱい顔をして「・・・それってカップリングの話か?」
 カップリングとな! 誰もそんな言葉教えていないというのに、あまりに“わかってる”発言するので思わずビール吹きそうになりました。
アベミハ、王道じゃん。
 ちなみにKちゃんはそっちネタはだめな人なので、純粋に好きなキャラの話をしただけ。
 何かねえ、嫌いだから余計気になるってのは分かりますが、まるで一昔前の少年漫画のラブコメの、「アンタ、側に寄らないでしょ!」とか言いながらも絡んでくる女の子みたいで、こっちとしては逆に「ホントはその気あるんじゃね?」と勘ぐりたくもなる。
 “電脳やおい少女”の玉越君みたく染まってくれないだろうか。