『バーナム博物館』スティーブン・ミルハウザー

言葉で世界を構築できる数少ない作家、ミルハウザーの『幻影師、アイゼンハイム』が『The Illusionist』というタイトルで映画になるようです。主演はエドワード・ノートン。ちょっとシネマランキングの映像を見たところ、原作とはかなり違う感じ…原作は30ページほどの短編だから、ストーリーはだいぶ手が入ってるんだろうけど、ミルハウザーの魔術的な幻想世界がどんな映像になるのかは今からかなり楽しみです。
それとも逆に映像化してしまったら色あせてしまうんだろうか。余談ですが、「もしミルハウザーの作品を一つだけ映像化してもらえるなら」というのは私の暇つぶしネタの一つなんですが、個人的にはたいてい『アウグスト・エッシェンブルク』か『雪人間』か『東方の国』あたりで迷う。