横光利一 『日輪 春は馬車に乗って他八編』

最近横光利一がマイブーム。相方に『蝿』を勧められて以来この人の描写の確かさと文章の巧さにはまっています。戦前から戦後の作家で、こんなに映像的(というか映画的というか)な文章を書く人がいたんだなあ。
個人的には『機械』にやられた。この手の文章は大抵途中で嫌になって止めるんですが、あまりに文章が巧いので全然苦にならない。