衝動買い

久しぶりに大型店舗に寄ったため、つい買い込んでしまいました。
ここのところとみに購入本のハードカバー率が増えています。本屋にもスーパーみたく買い物カゴを設置してくれれば便利なのにと思うのは私だけですか。

■国家の自縛 佐藤勝 国家の自縛
国家の罠」が大変に面白かった佐藤優の第2作。今回は前回よりもかなり薄いうえに、インタビュー形式なので読みやすそう。余談ですが、頭のいい人の書いた本(やインタビューなど)を読むと、頭の中がきちんと整理されてこっちまで頭が良くなったような気がしてくる。佐藤さんの本はその典型。

白州次郎 占領を背負った男 北康利 白洲次郎 占領を背負った男
朝日新聞の書評で注目。稀代の目利きである白州正子の夫……なんて言い方をしなくても、この人を語るためのエピソードや形容詞は無数にある。昨今は粋人とか趣味人としての文脈で取り上げられることが多いけれど、現代日本史における彼の果たした役割などについても考えさせられる一冊。それにしても著者が普通のサラリーマンというのには驚きだ。

■白骨花図鑑 甘糟幸子 白骨花図鑑
こちらも朝日の書評にてチェック。「69歳の新人作家」にまず目を惹かれ、次いで表題作の「美しい花に囲まれながら白い骨になる自分を夢見る」というあらすじにノックアウト。
ぞくぞくするなあ、こういうの。久々に期待値高し。

■嘔吐 J・P・サルトル 嘔吐
先日気まぐれに本屋でチャート式『倫理』の参考書を手に取って以来、実存主義がマイブーム。これこそ本当に衝動買いであります。本当に読むのか?自分。

書評は後日。それにしても本屋でカウンター越しにではなく、一旦カウンターから出て(よくブティックとかでやるみたいに)商品を手渡されたのは初めての経験です(重かったんだね……)