クロ・デ・パプ 2002

clos des pape 2002

最近はコート・デュ・ローヌのワインにはまってます。と言ってもこの地方も北と南で全く性格が違うようなので、まずは北側代表コート・ロティと南側代表シャトーヌフ・デュ・パープを飲み比べてみました。
我が家はちょっと高めのワインは大抵タイユバン・カーヴで揃えるので、コート・ロティはタイユバンのセレクション。7000円くらい。味は上品で口当たりも滑らか。香りも華やかで、あんまりタンニンの渋みがなくって飲みやすいけど、テーブルワインのような気さくさはないです。シラーってオーストラリアワインで飲んでいたときは、もっと癖があると思ってたんだけど、こんなに優雅で飲みやすい品種だったんだなあ。
で、今回非常に気に入ったのが南の雄、シャトーヌフ・デュ・パープのクロ・デ・パプ。何というかもう、テイスティングの段階から絶好調という感じの開きっぷり。ドアを開けたら向こうで舞踏会やってたくらいの華やかさ。品という点からはコート・ロティのほうが上だけど、この香りの華やかさと艶のある果実味に勝るものはそうそうない。
こちらはグルナッシュが6割強とシラーが3割程度。
ブルゴーニュか、あるいはサンテミリオンやポムロールが好きだったので、大抵ピノ・ノワールメルロー種で選んでたけど、グルナッシュってもしかしたら一番好みかもしれない。
まあ、ボルドーと違って味の変化を楽しむワインではないので、単調っちゃ単調なんですが、このレベルなら750の1本を愉しむには十分すぎるくらい。
どうやら2003年は更に良い出来らしいので、そっちも手に入ったら飲んでみたいなあ……。