エターナル・サンシャイン

2006年で最初にちゃんと見た映画です。何となく幸先よさそうな感じ。今さら感はかなりありますが。
何といってもミシェル・ゴンドリーの映像の素晴らしさが際立ってます。お菓子みたいにカラフル・ポップな色彩を、きちんと意味づけして配置しているところとか、目まぐるしく変化する映像(でも決して煩わしくはない)は、さすが超一流のPVを作り続けてきた人だなあと思います。
恋愛小説ってほとんど読んだ事がないし、恋愛映画もまず見ないんですが、これは良かった! です。わざとらしさも嫌味もない、等身大の恋愛映画でそのくせ辛気臭かったり泥臭いところもない、素敵にファンタジック(でもリアル)な映画です。こんな映画ちょっとない。

もちろんカウフマンの脚本も緻密ですごいんですが、みんなカウフマンのことばかり書いているのでちょっとゴンドリーを持ち上げてみました。だってCM中ピンで名前が表示されない監督ってちょっとどういう扱いよホント。


エターナル・サンシャインで「映像がキレイ!」と思った方はこちらも是非。ミシェル・ゴンドリーワールド全開です。個人的にはカイリ・ミノーグの「Come into My World」がイチオシ。あとはケミカル・ブラザーズの「Star Guitar」とか。
DIRECTORS LABEL ミシェル・ゴンドリー BEST SELECTION [DVD]