「お題」と創作

 
 一応このサイトは創作小説メインでありますが、ここのところ全く書いておりません。怠惰な性分なので、一度書かなくなると何かのきっかけがないと書く気にならないのです。
 てな訳で最近きっかけ作りにと思い、「○○のお題」*1を扱ったページを色々探しています。

 人様の作ったお題に頼ってものを書くってのも創作するものの姿勢としてどうよって感じは自分でもしなくもないんですが(回りくどい文章)、まあそれはそれとして、「お題作り」ってのはブームなのですか。扱っているサイトのまあ多いこと。しかも、メインサイトの片手間に作ってみましたというのではなく、そもそも「お題サイト」なんてのもあってちょっとびっくり。

 で、じゃあ使えそうなお題があったかというと……うーん、個人的にはあまり食指が動かなかったです。いや、お題そのものはなかなかに魅力的なんだけれども、お題の提供者が力を入れれば入れるほど、そのお題で想定されるシチュエーションが極めて限定されるような気がするのです。いわばお題自体が一つの創作になっている感じがするというか。
 個人的にはお題ってのはあくまでアイディアの呼び水に過ぎなくて、そこに誰かのアイディアなりイメージなりが既に乗っかっているというのは、ちょっと使い勝手が良くないんですね。書きたいのは自分のイメージであって、他人のイメージのトレースじゃないので。
 だったらお前の力でイメージ引っ張ってこいやって感じなんですが、うーん。

*1:イラスト・小説などのテーマやタイトルになりそうな単語、センテンスを集めたもののこと。カテゴリのないものもあれば、『退廃的な20のお題』『ハガレン好きに50のお題』みたいなものもある、ってかそっちのが多い